須佐之男命御被避の段 の変更点

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須佐之男命御被避の段 / すさのをのみこと み やらはへ の段
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|CENTER:千位置戸(ちくらおきど)|h
|是(こゝ)に ヤホヨロズノカミ 共に議りて&br;ハヤスサノヲの命に 千位置戸(ちくらおきど)を負(お)ほせ&br;亦(また)鬚(ひげ)を切り 手足の爪を拔かしめて 神やらひやらひき|
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|CENTER:オホゲツヒメ|h
|又(また) 食物(おしもの)をオホゲツヒメに 乞(こ)ひたまひき 爾(こゝ)にオホゲツヒメ&br;鼻 口また尻より 種種(くさぐさ)の味物(ためつもの)を取りい出て&br;種種(くさぐさ)作り具(そな)へて たてまつる時に&br;ハヤスサノヲの命 其の態(しわざ)を立ち伺ひて&br;穢汚(きたなきもの)を奉るとおもほして 乃(すなはち) 其のオホゲツヒメを殺したまひき|
|故(かれ) 殺さえたまへる神の身に生(な)れる物は 頭(かしら)に蠶(かひこ)なり&br;二つの目に稻種(いなだま)なり 二つの耳に粟(あは)なり&br;鼻に小豆(あづき)なり 陰(ほと)に麥(むぎ)なり 尻に大豆(まめ)なりき&br;故(かれ) 是(こゝ)に カミムスヒ御祖(みおや)の命 これを取らしめて 種(たね)と成したまひき|
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|&resizeimage(20220515.jpg,200,);|
|CENTER:オホゲツヒメ ☆|

[古事記:51再] オホゲツヒメ-ノカミ
・イザナギイザナミの子神
・スサノヲに殺され 3番目の神カミムスヒが種(たね)と成す 殺され方は書かれてゐない

[日本書紀]
・5-11 葦原中国の保食神(うけもちのかみ)がツクヨミに殺され アマノクマヒトが種(たね)と成す

[まんが]
・スサノヲが高天原を去る時に立ち寄る 隠し持った剣で斬る
・切り刻まれた体より種が成るのは芋を食ふ処の神話の基本型
・殺したのはツクヨミで スサノヲは身代わりに名乗り出たのやも
・鼻 口 尻 頭 目 耳 陰 より食物(おしもの) 味物(ためつもの)
・のちに根の堅洲国にて スサノヲと再び会ふ

[ミヅアメ]
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|CENTER:高天原 - オホゲツヒメの段(くだり) - 葦原中国|h
|本や書き手により 前の高天原に付ける本と 後ろの葦原中国に付ける本あり|
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|&resizeimage(20220516.jpg,200,);|
|CENTER:チヂコ|

[古事記] なし

[日本書紀] 8-5
・スサノヲ ひげを抜きて散(あか)つ 即ち杉(すぎのき)に成る
 胸の毛を抜き散つ 是(これ)檜(ひのき)に成る
 尻(かくれ)の毛は 是(これ)柀(まき)に成る
 眉の毛は 是(これ)橡樟(くす)に成る
・スサノヲ 八十木種(やそこだね) 皆能(よ)く播(ほどこ)し生(う)う とのたまふ

[まんが]
・スサノヲの乗り物を案(かむが)ふる
・1732「太平百物語」に表はれる妖(およづれ) 千々古(ちぢこ)の名を借りる
・古事記に踊り字は使はれてゐないため 千千古とす

[ツチグリ]
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次のお話は
八俣遠呂智の段 / やまた をろち の段
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