綿津見宮の段 の変更点
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綿津見宮の段 / わたつみ の みや の段 #br #br |是(こゝ)に其の弟(いろと)ホヲリ 海邊(うみへ)に泣き患(うれ)ひ居ます時に| |シホツチの神 何(いかに)ぞ 虛空津日高(そらつひこ)の泣き患(うれ)ひたまふ所由(ゆゑ)は&br;我(あれ) 汝命(いましみこと)の為に善(よ)き議(はかりごと)せむ&br;卽ち 无間勝間之小船(まなしかつまのをぶね)を造りて 其の船に載せまつりて押し流さば&br;やゝ暫(しまし)往でませ 魚鱗(いろこ)なす造れる宮 其れ綿津見神之宮(わたつみのかみのみや)なり&br;其の海神(わたのかみ)の女(むすめ) 見て相議(あひはか)らむぞ| #br #br |&resizeimage(20221018.jpg,200,);| |CENTER:シホツチ| [古事記:246] シホツチ -ノカミ [日本書紀] シホツチ -ノヲヂ ・9-4 コトカツクニカツナガサ(イザナキの子シホツチノヲヂ) ・10-本文 シホツチノヲヂ [古事記伝] ・名の義(こゝろ)は 知識大都知(しりおほつち)なり #br ---- #br #br |&resizeimage(20221019.jpg,200,);| |CENTER:ワタツミ| [古事記:27再] ワタツミ -ノカミ ・イザナギイザナミの子 オホワタツミ [ワタツミノカミ] ・海の神を広く云ふ名 まんがでは27オホワタツミとする ・他に107ソコツワタツミ 109ナカツワタツミ 111ウハツワタツミ 古事記伝はこの三柱の神とする #br |&resizeimage(20221020.jpg,200,);| |CENTER:トヨタマビメ ☆| [古事記:247] トヨタマビメ -ノカミ ・ワタツミノカミの子 オホワタツミ ・ホヲリと目合(まぐは)ふ 三年(みとせ)暮らす ・ホヲリを追ひて 海辺でフキアヘズを産む 子神を残し元の国へ帰る [日本書紀] トヨタマビメ ・10-本文 トヨタマビメ ・10-1 海神(わたつみ)トヨタマビコの女(むすめ) トヨタマビメ ・10-2 トヨタマビメ ・10-3 トヨタマビメ ・10-4 トヨタマビメ [まんが] ・オホワタツミの子とする #br |&resizeimage(20221021.jpg,200,);| |CENTER:マカタチ| [古事記:248] マカタチ(從婢) ・トヨタマビメのマカタチ 玉器(たまもひ)を持ちて水を酌(く)まむ [日本書紀] ヲトメ マカタチ ・10-本文 一人の美人(をとめ) ・10-1 侍者(まかたち) ・10-4 侍者(まかたち) [まんが] ・役職名 神の数に含(ふふ)める [アミ] #br |ホヲリの命 三年(みとせ)といふまで 其の国に住みたまひき&br;其の兄(いろせ)の失せにし鉤(つりばり)を思ほして 大きなる歎(なげ)き一つしたまひき| |是(こゝ)をもて海神(わたのかみ) もし此の鉤(つりばり)を取れる魚(うを)有りや| |頃(このごろ) 赤海鯽魚(たひ) 喉(のみと)に鯁(のぎ)ありて 物(もの)得食(えく)はず| |是(こゝ)に 赤海鯽魚(たひ)の 喉(のみと)を探りしかば鉤(つりばり)有り 取り出(いで)てホヲリに奉りき| #br #br |&resizeimage(20221022.jpg,200,);| |CENTER:タヒ| [古事記:249] タヒ(赤海鯽魚) ・喉(のみと)に鯁(のぎ)ありて 物(もの)得食(えく)はず ・喉(のみと)を探りしかば鉤(つりばり)有り [日本書紀] アカメ タヒ アカタヒ クチメ ナヨシ ・10-本文 赤女(あかめ) 赤女は鯛魚(たひ)の名なり ・10-1 赤女(あかめ) 或いは云はく赤鯛(あかたひ)といふ ・10-2 赤女(あかめ) 亦云はく 口女(くちめ) ・10-3 鯛女(たひ) ・10-4 赤女・口女(くちめ) 赤女は即ち赤鯛(あかたひ)なり 口女は即ち鯔魚(なよし)なり [まんが] ・生き物 神の数に含(ふふ)める #br |&resizeimage(20221023.jpg,200,);| |CENTER:ウヲノヱ| [古事記:番号外] なし [まんが] ・タヒの喉(のみと)より 鉤(つりばり)を取る生き物 ウヲノヱ #br |海神(わたのかみ) 卽ち悉(ことごと)に 和邇魚(わにども)をよび集めて問ひ曰(たま)はく&br;今アマツヒコの御子(みこ)ソラツヒコ 上(うは)つ国にいでまさむとす&br;誰(たれ)は幾日(いくか)に送り奉(まつ)りて覆奏(かへりことまを)さむ| |ヒトヒロワニ 僕(われ)は一日(ひとひ)に送りまつりて 卽ち還り来なむ| |然らば汝(いまし) 送り奉(まつ)りてよ| |故(かれ)いひしが如(ごと) 一日の内に送り奉(まつ)りき 其の和邇(わに)返りなむとせし時&br;佩(は)かせる紐小刀(ひもがたな)を解かして 其の頸(くび)につけてなも返したまひき&br;故(かれ)其のヒトヒロワニは 今にサヒモチの神とぞいふなる| #br #br |&resizeimage(20221024.jpg,200,);| |CENTER:ヒトヒロワニ| [古事記:250] ヒトヒロワニ サヒモチ -ノカミ ・ホヲリを乗せて 一日の内に送り奉(まつ)りき ・今にサヒモチの神 [日本書紀] ヤヒロノワニ ・10-1 ・10-3 ・10-4 #br |&resizeimage(20221024-2.jpg,,);| #br #br 次のお話は 日照命奉仕の段 / ほでりのみこと まつろひ の段 #br #br