御身洗の段 の変更点

Top > 御身洗の段
  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
  • 御身洗の段 へ行く。

御身洗の段 / みみ みそぎ の段
#br

|イザナギの大神(おほかみ)の 投げ棄(う)つるものより12柱(とをまりふたばしら)|
#br


|&resizeimage(20220327.jpg,200,);|
|CENTER:ツキタツフナド|

[古事記:90] ツキタツフナド-ノカミ
・杖に成りませる神の名は ツキタツフナド

[日本書紀]
・5-6 フナト
#br

|&resizeimage(20220328.jpg,200,);|
|CENTER:ミチノナガチハ|

[古事記:91] ミチノナガチハ-ノカミ
・杖に成りませる神の名は ミチノナガチハ

[日本書紀]
・5-6 ナガチハ
#br

|&resizeimage(20220329.jpg,200,);|
|CENTER:トキハカシ|

[古事記:92] トキハカシ-ノカミ
・袋(ふくろ)に成りませる神の名は 時量師トキハカシ

[日本書紀] なし

[古事記伝] トキオカシ トキナホシ
・裳(も)に成りませる神の名は 時置師トキオカシ
・置の字は直の誤(あやまり)にやあらむ 然(さら)ば トキナホシなり
・一本(あるほん)には量と作(かけ)り
#br

|&resizeimage(20220330.jpg,200,);|
|CENTER:ワヅラヒノウシ|

[古事記:93] ワヅラヒノウシ-ノカミ
・衣(みけし)に成りませる神の名は ワヅラヒノウシ

[日本書紀]
・5-6 ワヅラヒ
#br

|&resizeimage(20220331.jpg,200,);|
|CENTER:チマタ|

[古事記:94] チマタ-ノカミ
・褌(はかま)に成りませる神の名は チマタ

[日本書紀]
・9-1 チマタノカミ(サルタヒコノオホカミ) 古事記とは異なる神
#br

|&resizeimage(20220401.jpg,200,);|
|CENTER:アキグヒノウシ|

[古事記:95] アキグヒノウシ-ノカミ
・冠(かゞふり)に成りませる神の名は アキグヒノウシ

[日本書紀]
・5-6 アキクヒ

[古事記伝]
・和名抄にカウフリとあるは、音便に轉(うつ)れる言なり かむゝり(かんむり)かむりなども云り
・上つ代は冠は無(なか)りしと云説あり 宇受(うず)と云物あり
 炊屋姫(かしきやひめ)の御代に「冠位」は始まるが布で作られている
 冠は漢字(からもじ)の借字(かりもじ) 実(まこと)には草木による飾りなるべし
#br

|&resizeimage(20220402.jpg,200,);|
|CENTER:オキザカル|

[古事記:96] オキザカル-ノカミ
・左の御手(みて)の手纏(たまき)に成りませる神の名は オキザカル

[日本書紀] なし
#br

|&resizeimage(20220403.jpg,200,);|
|CENTER:オキツナギサビコ|

[古事記:97] オキツナギサビコ-ノカミ
・(左の御手の手纏より) 次に オキツナギサビコ

[日本書紀] なし
#br

|&resizeimage(20220404.jpg,200,);|
|CENTER:オキツカヒベラ|

[古事記:98] オキツカヒベラ-ノカミ
・(左の御手の手纏より) 次に オキツカヒベラ

[日本書紀] なし
#br

|&resizeimage(20220405.jpg,200,);|
|CENTER:ヘザカル|

[古事記:99] ヘザカル-ノカミ
・右(みぎり)の御手(みて)の手纏(たまき)に成りませる神の名は ヘザカル

[日本書紀] なし
#br

|&resizeimage(20220406.jpg,200,);|
|CENTER:ヘツナギサビコ|

[古事記:100] ヘツナギサビコ-ノカミ
・(右の御手の手纏より) 次に ヘツナギサビコ

[日本書紀] なし
#br

|&resizeimage(20220407.jpg,200,);|
|CENTER:ヘツカヒベラ|

[古事記:101] ヘツカヒベラ-ノカミ
・(右の御手の手纏より) 次に ヘツカヒベラ

[日本書紀] なし
#br


|>|CENTER:左の手纏よりオキツ3柱 / 右の手纏よりヘツ3柱|h
|奥|奥(おき)は海の奥(おき)、辺(へ)は海辺(うみべた)にて、常にも対言(むかへいふ)なり|
|疎|疎(さかる)は、古書に多く放又離の字などをも訓り 今の言にも遠ざかると云|
|辺|海辺(うみべた)と云は広く、波限(なぎさ)は、正(まさ)しく波の打寄(うちよす)る際(きは)なり|
|間|カヒは間(あひ)なり&br;間(あひ)はもと合(あひ)の意にて、彼(かなた)と此(こなた)と合(あふ)処を云るより出たり&br;此(こゝ)は疎(さかる)処と波限(なぎさ)との間(あひ)の意(こゝろ)ぞ|
 万葉集 奥(おく)と沖(おき)は通ず
#br


|>|CENTER:十二 とをあまりふた|h
|CENTER:八|古への大和の好む数 記紀|
|CENTER:十|キリの良い数と思はれず 記紀に表はれず|
|CENTER:十&br;二|多くの数で分けられるため 量りや暮らしに活きる数&br;日本書紀に日付として 十干十二支は採られている&br;古事記に十二は此処くらゐ|
#br

----
#br
#br

|&resizeimage(20220408.jpg,200,);|
|CENTER:ヤソマガツヒ|

[古事記:102] ヤソマガツヒ-ノカミ
・中つ瀬に滌(そゝ)ぎたまふ時に成りませる神の名は ヤソマガツヒ

[日本書紀]
・5-6 ヤソマガツヒ

[古事記伝] ヤソマガツビ
#br

|&resizeimage(20220409.jpg,200,);|
|CENTER:オホマガツヒ|

[古事記:103] オホマガツヒ-ノカミ
・次に オホマガツヒ

[日本書紀] なし

[古事記伝] オホマガツビ
#br

|>|CENTER:ヤソマガツヒ オホマガツヒ|h
|古事記|かの穢(きたなき)繁國(しきぐに)に到りましし時の汚垢(けがれ)によりて成りませる神なり|
|古事記伝|世の中の禍害(まがこと)をなしたまふ マガツビの神|
|まんが|渦(うづ) 咼(ゆが)む|
 けがれは後の世の拡大解釈に過ぎない
#br

----
#br
#br

|&resizeimage(20220410.jpg,200,);|
|CENTER:カムナホビ|

[古事記:104] カムナホビ-ノカミ
・その禍(まが)を直(なほ)さむとして成りませる神の名は カムナホビ

[日本書紀]
・5-6 カムナホヒ

[規(ぶんまはし)]
#br

|&resizeimage(20220411.jpg,200,);|
|CENTER:オホナホビ|

[古事記:105] オホナホビ-ノカミ
・次に オホナホビ

[日本書紀]
・5-6 オホナホビ
・5-10 オホナホビ

[矩(まがりがね)]
#br

|&resizeimage(20220412.jpg,200,);|
|CENTER:イヅノメ|

[古事記:106] イヅノメ-ノカミ
・次に イヅノメ 併せて三神なり

[日本書紀] なし

[目盛 目方]
・まんがではカムナホビ オホナホビを規(ぶんまはし) 矩(まがりがね)に描(ゑが)く
 規と矩は 漢土(からくに)の後漢にも描かれる組み合はせ
・マガツヒ2神に対(むか)へる ナホビ2神 イヅノメは不詳(つまびらかならず)
・まんがでは 物差しの神 十目Lの三神 衣は直線裁ち
#br
#br

|>|CENTER:カムナホビ オホナホビ|h
|CENTER:古事記伝|穢(きたなき)より清(きよき)にうつる間に成坐(なりませ)る神|
|>|汚穢(けがれ)を禍(まが)と云ひ 清(きよ)むるを直(なほ)すと云&br;然らば是を 祓(はらひ)を以て心のまがれるを直すことゝするは 甚(いた)く誤(ひがこと)なり&br;動(ともす)れば儒仏を羨(うらやみ)て 心の法(こゝろのうへ)を説(と)かむとする学者の癖(くせ)なり&br;凡て禊祓は 身の汚垢(けがれ)を清むるわざにこそあれ&br;心を祓ひ清むと云は 外つ国の意にして 御国の古へさらにさることなし|
 古事記伝:身の汚垢(けがれ)であり 心の汚穢(けがれ)を祓(はら)ふと云は誤(ひがこと)なり
 太安万侶も本居宣長も 心の(略)
#br

----
#br
#br

|&resizeimage(20220414.jpg,200,);|
|CENTER:ソコツワタツミ|

[古事記:107] ソコツワタツミ-ノカミ
・水底(みなそこ)に滌(そゝ)ぎたまふ時に成りませる神の名は ソコツワタツミ

[日本書紀]
・5-6 ソコツワタツミ
#br

|&resizeimage(20220413.jpg,200,);|
|CENTER:ソコツツノヲ|

[古事記:108] ソコツツノヲ-ノミコト
・次に ソコツツノヲ

[日本書紀]
・5-6 ソコツツノヲ

[古事記伝] ソコヅヽノヲ
#br

|&resizeimage(20220415.jpg,200,);|
|CENTER:ナカツワタツミ|

[古事記:109] ナカツワタツミ-ノカミ
・中(なか)に滌(そゝ)ぎたまふ時に成りませる神の名は ナカツワタツミ

[日本書紀]
・5-6 ナカツワタツミ
#br

|&resizeimage(20220416.jpg,200,);|
|CENTER:ナカツツノヲ|

[古事記:110] ナカツツノヲ-ノミコト
・次に ナカツツノヲ

[日本書紀]
・5-6 ナカツツノヲ

[古事記伝] ナカヅヽノヲ
#br

|&resizeimage(20220417.jpg,200,);|
|CENTER:ウハツワタツミ|

[古事記:111] ウハツワタツミ-ノカミ
・水上(みづのへ)に滌(そゝ)ぎたまふ時に成りませる神の名は ウハツワタツミ

[日本書紀]
・5-6 ウハツワタツミ
#br

|&resizeimage(20220418.jpg,200,);|
|CENTER:ウハツツノヲ|

[古事記:112] ウハツツノヲ-ノミコト
・次に ウハツツノヲ

[日本書紀]
・5-6 ウハツツノヲ

[古事記伝] ウハヅヽノヲ
#br

|&resizeimage(20220419.jpg,200,);|
|CENTER:ウツシヒガナサク|

[古事記:113] ウツシヒガナサク-ノミコト
・三柱のワタツミの神の子 ウツシヒガナサク

[日本書紀] なし
#br

|CENTER:三柱のワタツミの神の子は|ウツシヒガナサク|
|CENTER:ツツノヲの命 三柱の神は|墨江三前大神(スミノエノミマヘ-ノオホカミ)なり|
#br

----
#br
#br

|&resizeimage(20220420.jpg,200,);|
|CENTER:アマテラス|

[古事記:114] アマテラス-オホミカミ
・イザナギ こゝに左の御目を洗ひたまふ時に成りませる神の名は アマテラス-オホミカミ
・イザナギ詔りたまはく 汝(な)が命は高天原(たかまのはら)を知(し)らせ
・スサノヲと宇氣比(うけひ) 五柱の男神
・大国主の葦原中国へ ホヒを遣はす     アマテラス・タカキカミ並びて
・大国主の葦原中国へ ワカヒコを遣はす   アマテラス・タカキカミ並びて
・大国主の葦原中国へ タケミカヅチを遣はす アマテラス・タカキカミ並びて
・譲られた葦原中国へ ニニギを天降(あも)りさせる アマテラス・タカキカミ並びて
 黄泉の国より葦原中国へ還りて イザナギひとりでアマテラスたちを生む
 古事記ではタカキカミの詔(みことのり)をもちて アマテラス言(こと)よさせたまひき

[日本書紀] オホヒルメノムチ
・5-本文 オホヒルメノムチ(一書アマテラス-オホミカミ)
・5-6 アマテラス-オホミカミ
・5-11 アマテラス-オホミカミ
・9-本文 アマテラス-オホミカミの子 オシホミミ
・9-1 アマテラス-オホミカミ
 本文ではイザナミは死なず 黄泉の国も無し イザナミがアマテラスたちを生む
 ヒルメを基本の名とする 一書に曰くアマテラス
 本文にて スサノヲはアマテラスを姉(なねのみこと)と云ふ

[まんが]
・古事記に男(をのこ)女(をみな)は書かれていないので 生まれた時は 稍(やゝ)男神とする
・うけひの時 美豆良を結ふた女神に描く
 古へには日の神は男神か性別なしではなからうか 厩戸皇子(聖徳太子)が女神と云ひ出したのでは

[太陽神男神説]
・荻生徂徠や山片蟠桃 津田左右吉 皇祖神は男神であったものを推古天皇の御代に女神へと改めたとす

[イチヰ]
#br

|&resizeimage(20220421.jpg,200,);|
|CENTER:ツクヨミ|

[古事記:115] ツクヨミ-ノミコト
・イザナギ 右(みぎり)の御目を洗ひたまふ時に成りませる神の名は ツクヨミ
・イザナギ詔りたまはく 汝(な)が命は夜之食国(よるのをすくに)を知(し)らせ

[日本書紀]
・5-本文 イザナギ・イザナミの子 ツキノカミ(一書ツクユミ ツクヨミ ツクヨミ)
・5-6 イザナギ 右の目を洗ひたまふに因りて ツクヨミ
 滄海原(あをうなはら)の潮(しほ)の八百重(やほへ)を治(しら)すべし
・5-11 (イザナギの子) ツクヨミ 日に配(なら)べて天(あめ)の事を知(しら)すべし
 葦原中国の保食神(うけもちのかみ)を殺しつ アマテラスと隔て離れて住みたまふ

[ツキ(ケヤキ) ツキクサ(ツユクサ)]
#br

|&resizeimage(20220422.jpg,200,);|
|CENTER:スサノヲ|

[古事記:116] ハヤスサノヲ-ノミコト
・イザナギ 御鼻を洗ひたまふ時に成りませる神の名は タケハヤスサノヲ
・イザナギ詔りたまはく 汝(な)が命は海原(うなはら)を知(し)らせ
・アマテラスと宇氣比(うけひ) 三柱の女神
・食物神(うけもちのかみ)
・葦原中国 ヤマタノオロチ
・(黄泉の国 娘を生む)
・黄泉の国 大国主を迎へる

[日本書紀]
・5-本文 スサノヲ(一書カムスサノヲ ハヤスサノヲ)
・5-1 スサノヲ
・5-2 スサノヲ
・5-6 スサノヲ
・5-11 スサノヲ
・6-本文 スサノヲ
・6-1 スサノヲ

[ヒノキ]
#br

|>|CENTER:右の件(くだり) ヤソマガツヒ以下(より) ハヤスサノヲ以前(まで)&br;十四(とをまりよ)柱の神は 御身(みゝ)を滌(そゝ)ぎたまふに因りて生(な)れる神なり|
|CENTER:古事記伝|此の十四柱の神も なほイザナミの命を以て御母とす|
#br
#br

|&resizeimage(20220422-2.jpg,,);|
#br

次のお話は
三柱貴御子御事依の段 / みばしらのうづのみこ み ことよさし の段
#br