大国主神国避の段 の変更点

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大国主神国避の段 / おほくにぬしのかみ くにさり の段
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|アマテラス 亦(また)いづれの神を遣はしてば吉(え)けむ|
|かれオモヒカネの神 及(また)諸神(もろもろのかみたち)まをしけらく&br;イツノヲハバリの神 亦(また)此の神ならずは 其の神の子タケミカヅチノヲの神 是(これ)遣はすべし|
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|CENTER:ヲハバリ|

[古事記:77再] イツノヲハバリ -ノカミ
・イザナギのカグツチ斬りし十拳剣(とつかつるぎ)の名ヲハバリ (この時は神に非ず)
・天の安河の河上の 天の岩屋(いはや)に坐(ま)す 名はイツノヲハバリの神
・アメノカクを遣はして問ふ
・僕(あ)が子タケミカヅチ遣はすべし
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|&resizeimage(20220913.jpg,200,);|
|CENTER:タケミカヅチ ☆|

[古事記:66再] タケミカヅチ -ノカミ
・ヲハバリ斬りたるカグツチの血より八柱の神 其の一柱タケミカヅチ 
・ヲハバリはタケミカヅチの親となってゐる
・タケミカヅチ 葦原中国へ来たりて オホクニヌシに国を譲るやと問ふ
・中巻 タケミカヅチの十拳剣(とつかつるぎ) 熊野のタカクラジへ降す
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|CENTER:カク|

[古事記:230] アメノカク -ノカミ
・アメノカクを遣はして ヲハバリに問ふ

[日本書紀] なし
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|アメノカクを遣はして ヲハバリに問ふ|
|然れども此の道には 僕(あ)が子タケミカヅチ遣はすべし|
|かれアメノトリフネを タケミカヅチに副へて遣はしき|
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|葦原中国の小濱に降りつきて 十拳剣を逆(さかさ)まに刺し立て 剣の前(さき)にタケミカヅチあぐみゐて&br;葦原中国はアマテラス大御神の御子の知らさむ国 汝(な)が心 いかにぞ|
|僕(あ)は得白(えまを)さじ 我(あ)が子ヤヘコトシロヌシ これ白(まを)すべき|
|ヤヘコトシロヌシ 恐(かしこ)し 此の国は 天つ神の御子に立奉(たてまつ)りたまへ|
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|&resizeimage(20220915.jpg,200,);|
|CENTER:ヤヘコトシロヌシ|

[古事記:169再] ヤヘコトシロヌシ -ノカミ
・オホクニヌシとカムヤタテヒメの子 ヤヘコトシロヌシ
・此の国は 天つ神の御子に立奉(たてまつ)り
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|亦(また)我(あ)が子 タケミナカタあり 此れを除(お)きては無し|
|タケミナカタ 手を取らして 力競(ちからくら)べせむ|
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|&resizeimage(20220916.jpg,200,);|
|CENTER:タケミナカタ ☆|

[古事記:231] タケミナカタ -ノカミ
・オホクニヌシの子 タケミナカタ
・科野(しなの)の国の洲羽海(すはのうみ)に坐す神

[日本書紀] なし

[古事記伝] タケミナガタ
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|&resizeimage(20220917.jpg,200,);|
|CENTER:ヤサカトメ|

[古事記:なし] ヤサカトメ
・民間信仰に表はれる タケミナカタの妻 ヤサカトメ

[日本書紀] なし

[まんが]
・画題として炎の女神カナヤコに対(むか)へて 氷の女神ヤサカトメ
・乗り物は兎の車

[オホミヅアヲ]
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|タケミナカタ白しつらく 恐(かしこ)し&br;我(あ)をな殺したまひそ 我(あ)が父オホクニヌシの命に違(たが)はじ ヤヘコトシロヌシの言に違はじ&br;此の葦原中国は 天神(あまつかみ)の御子の隨(まにま)に献(たてまつ)らむ|
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|&resizeimage(20220918.jpg,200,);|
|CENTER:カガセヲ|

[古事記] なし

[日本書紀] カカセヲ アマツミカホシ アマノカカセヲ
・9-本文 一に云はく 不服(うべ)なむ者は唯(ただ)星の神カカセヲのみ
・9-2 天に悪しき神あり 名をアマツミカホシ 亦の名をアマノカカセヲ

[まんが]
・記紀に表はれるただ一人の星の神
・最(もとも)のちまで抗(あらが)ひし神
・カカセヲとミカホシ 兄妹(あにいも)とす
・スサノヲとスセリビメの子とす
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|&resizeimage(20220919.jpg,200,);|
|CENTER:ミカホシ|

[古事記] なし

[日本書紀] アマツミカホシ
・9-2 天に悪しき神あり 名をアマツミカホシ 亦の名をアマノカカセヲ

[まんが]
・カカセヲとミカホシ 兄妹(あにいも)とす
・スサノヲとスセリビメの子とす
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|オホクニヌシ 僕(あ)の子等(こども)の白(まを)せる隨(まにま)に 僕(あれ)も違(たが)はじ&br;此の葦原中国は 命の隨(まにま)に既に献(たてまつ)らむ|
|僕(あ)が子等(こども) 百八十神(モヽヤソガミ)は ヤヘコトシロヌシの神&br;神の御尾前(みをさき)となりて仕へ奉(まつ)らば違(たが)ふ神はあらじ|
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|&resizeimage(20220920.jpg,200,);|
|CENTER:モモヤソガミ|

[古事記:232] モモヤソガミ

[日本書紀]
・8-6 其の子 一百八十一神(ももはしらあまりやそはしらあまりひとはしらのかみ)
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|天(あめ)の御舎(みあらか)を造りて&br;水戸(みなと)の神の孫(ひこ)クシヤタマの神を膳夫(かしはで)として 天の御饗(みあへ)献(たてまつ)る|
|タケミカヅチ 天に返り参上(まゐのぼ)りて&br;葦原中国 言向(ことむけ)和平(やは)しむる状(さま)をまおしたまひき|
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|&resizeimage(20220921.jpg,200,);|
|CENTER:クシヤタマ|

[古事記:233] クシヤタマ -ノカミ
・膳夫(かしはで)を任(まけ)られしクシヤタマ
・鵜となりて海(わた)の底の埴(はに)を取りて御笥(みけ)を造り 火を起こし
・海の魚(うを)に火を通してタケミカヅチに振舞(ふるま)ふ

[日本書紀] なし

[ケラ]
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|CENTER:中巻|h
|アマテラス大御神 タカキカミ 二柱の神の命もちて タケミカヅチ降(くだ)るべし|
|僕(あ)は降らずとも 専(もは)ら其の国を平(たひら)げし この横刀(たち)を降すべし|
|この刀の名はサジフツ 亦の名はミカフツ 亦の名はフツノミタマ|
 刀は小濱(をばま)に突き立てて タケミカヅチは手を取り合ひて 力競べしたまふ
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|&resizeimage(20220922.jpg,200,);|
|CENTER:サジフツ|

[古事記:中巻] サジフツ -ノカミ
・葦原中国へタケミカヅチは往かずして 刀のみ降(くだ)らせり
・刀の名はサジフツ 亦の名はミカフツ 亦の名はフツノミタマ

[日本書紀] なし
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|&resizeimage(20220923.jpg,200,);|
|CENTER:ミカフツ|

[古事記:中巻] ミカフツ -ノカミ
・葦原中国へタケミカヅチは往かずして 刀のみ降(くだ)らせり
・刀の名はサジフツ 亦の名はミカフツ 亦の名はフツノミタマ

[日本書紀] なし
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|&resizeimage(20220924.jpg,200,);|
|CENTER:フツノミタマ|

[古事記:中巻] フツノミタマ (の神は付かず)
・葦原中国へタケミカヅチは往かずして 刀のみ降(くだ)らせり
・刀の名はサジフツ 亦の名はミカフツ 亦の名はフツノミタマ

[日本書紀] なし
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|&resizeimage(20220924-2.jpg,,);|
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次のお話は
御孫命御天降の段 / みま のみこと み あもり の段
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