伊邪那美命石隠の段 の変更点

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伊邪那美命石隠の段 / いざなみ のみこと み いはがくり の段
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|>|CENTER:イザナミの神生み|h
|これまで併せて14柱|はじまりの神7柱 海の神 水戸の神2柱&br;風の神 木の神 山の神 野の神|
 イザナミの神生みはつゞく
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|&resizeimage(20220211.jpg,200,);|
|CENTER:トリフネ ☆|

[古事記:50] トリノイハクスフネ-ノカミ アメノトリフネ
・トリノイハクスフネ 亦の名はアメノトリフネ

[古事記伝]
・トリノイハクスブネ 亦の名はアメノトリブネ

[日本書紀]
・9-2 アマノトリフネ

[タコブネ]
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|CENTER:オホゲツヒメ ☆|

[古事記:51] オホゲツヒメ-ノカミ
・イザナギイザナミの子
・スサノヲから食(を)し物を求められ差し出す
・スサノヲに斬られる オホゲツヒメの体より 蚕 稲 小豆(あづき) 粟(あは) 麦 大豆(まめ)
・カミムスヒの御祖(みおや) これを取りて種とする

[日本書紀] ウケモチ-ノカミ
・5-11 葦原中国のウケモチ-ノカミ
・口より 飯(いひ) 鰭(はた)の広(ひろもの)狭物(さもの) 毛の麁(あらもの)毛の柔(にこもの)
・ツクヨミ-ノミコト 剣を抜きて撃ち殺しつ
・アマノクマヒト取る 牛 馬 粟(あは) 蠒(かひこ) 稗(ひえ) 稲 麦 大小豆(まめあづき)

[ミヅアメ]
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|CENTER:カグツチ ☆|

[古事記:52]
・ヒノヤギハヤヲ-ノカミ 亦の名ヒノカヾビコ-ノカミ 亦の名ヒノカグツチ-ノカミ
・この神を生みしによりイザナミ神避(かむさ)りましぬ
・イザナギ 十握剣(とつかつるぎ)を抜きて カグツチの頸を斬りたまふ
・イザナギの刀とカグツチの血より八柱の神
・カグツチの体より八柱の神

[日本書紀]
・5-2 カグツチ →ハニヤマビメ・ミツハノメ・ワクムスヒ
・5-4 カグツチ →カナヤマビコ・ミツハノメ・ハニヤマビメ
・5-6 カグツチ →タケミカヅチ他
・5-7 カグツチ →イカヅチノカミ他
・5-8 カグツチ →ヤマツミ5柱

[古事記伝] カグヅチ-ノカミ

[ナナカマド]
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|>|此の子(カグツチ)を生みますに因り 美蕃登(みほと)見炙(やかえ)て病み臥(こや)せり|
|CENTER:みほと|女の股「火処(ほと・ほど)」に稱(たたえな)の「み」|
|CENTER:日本書紀|本文にカグツチなし イザナミ焼かれない|
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|>|CENTER:女の裸|h
|CENTER:古事記&br;江戸期|女の裸やホトは 陽の存在|
|CENTER:日本書紀&br;漢土|女の裸やホトは 陰の存在|
 古事記の神を掲げて「御陰(ほと)」と書くるは非(ひがこと)なり
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|&resizeimage(20220214.jpg,200,);|
|CENTER:カナヤマビコ|

[古事記:53] カナヤマビコ-ノカミ
・多具理(たぐり)になりませる神の名はカナヤマビコ-ノカミ

[古事記伝]
・美蕃登(みほと)は御陰(みほと)なり
・多具理(たぐり) 和名抄には 嘔吐[ヘドツク 又タマヒ]

[日本書紀]
・5-4 カナヤマビコ

[画題]
・神の名は金山(かなやま) 中世の鉄山(かなやま)からは鉄を得る
 山から:金 銀 銅 鉛 錫 燃ゆる土(石炭) 燃ゆる水(石油)
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|&resizeimage(20220215.jpg,200,);|
|CENTER:カナヤマビメ|

[古事記:54] カナヤマビメ-ノカミ
[日本書紀] なし
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|&resizeimage(20220216.jpg,200,);|
|CENTER:ハニヤスビコ|

[古事記:55] ハニヤスビコ-ノカミ
・屎になりませる神の名はハニヤスビコ-ノカミ

[日本書紀]
・5-6 ハニヤス
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|&resizeimage(20220217.jpg,200,);|
|CENTER:ハニヤスビメ|

[古事記:56] ハニヤスビメ-ノカミ

[日本書紀]
・5-2 ハニヤマビメ
・5-3 ハニヤマビメ
・5-4 ハニヤマビメ
・5-6 ハニヤス
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|&resizeimage(20220218.jpg,200,);|
|CENTER:ミツハノメ|

[古事記:57] ミツハノメ-ノカミ
・尿(ゆまり)になりませる神の名はミツハノメ-ノカミ

[日本書紀] ミツハノメ
・5-2 ミツハノメ
・5-3 ミツハノメ
・5-4 ミツハノメ

[アサガホ]
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|&resizeimage(20220219.jpg,200,);|
|CENTER:ワクムスヒ|

[古事記:58] ワクムスヒ-ノカミ
[古事記伝] ワクムスビ

[日本書紀] ワクムスヒ ホムスヒ
・5-2 ワクムスヒ
・5-3 ホムスヒ

[ショウベンタゴ]
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|&resizeimage(20220220.jpg,200,);|
|CENTER:トヨウケビメ|

[古事記:59] トヨウケビメ-ノカミ トユウケ-ノカミ
・ワクムスヒの子 トヨウケビメ-ノカミ
・ニニギに伴う トユウケ-ノカミ

[日本書紀] なし

[まんが]
・屎と尿が肥(こえ)となり 実りの神を成す
・ニニギの伴も同じ神とす
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|CENTER:臥(こや)せりて 肥(こやす)|h
|屎や尿を施すと 穀物(たなつもの)は大きく育つ|
 漢籍(からぶみ)より識りたれども 8世紀 おそらく用ゐず
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|CENTER:滝沢馬琴の日記 天保二年七月十八日條|h
|下肥一人に付 (一年に)大根(おほね)五十本と茄子五十本を届ける|
 買い取る習はしは南アジアのみにみられる
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|>|CENTER:ヘロドトス「歴史」エジプト人は女は立つて男はしゃがんで小便する|h
|CENTER:同様|アイルランド オーストラリア ニュージーランド コロラド ニカラグア アンゴラ|
|CENTER:男女&br;立つて|中世ヨーロッパ セルビア|
|CENTER:日本|19世紀「守貞漫稿」上方の女は立つて 江戸の女はしゃがんで&br;上方では街中に尿買ひ取りのため「肥つぼ」 江戸にはなく「小便禁止」の立て札&br;関西と農家の女は昭和半ばまで 人と話しながら立つて後ろへ向かつてしてゐる|
|>|CENTER:尿(ゆまり) → 和名抄:小便 → 尿(しと)|
 まんがでは江戸より上方に倣ふため 女神は立つていたすと思はれる
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|>|イザナミの神は 火の神を生みませに因りて 遂(つひ)に神避りましぬ|h
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|>|イザナミの神は 火の神を生みませに因りて 遂(つひ)に神避(かむさ)りましぬ|h
|>|CENTER:アメノトリブネより トヨウケビメ-ノカミまで 併せて八柱|
|神避り|古事記のイザナミの此処のみの言葉 「死」と同じに非ず|
|CENTER:神避り|古事記のイザナミの此処のみの言葉 「死」と同じに非ず|
 ワクムスヒの生みしトヨウケビメも イザナミの子に数へられてゐる
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|>|CENTER:島、14島  神、35柱|h
|CENTER:古事記|CENTER:凡(すべて)イザナギイザナミ 二柱の神ともに生みませる&br;嶋、壹拾肆(とをまり・よ)嶋  神、參拾伍(みそぢまり・いつ)柱&br;オノゴロジマは生みませるならず 亦ヒルゴとアハシマは子の数に入らず|
 神の数は40柱 夫婦神を二神で一柱と数へて 35柱と云ふことにす
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|&resizeimage(20220221.jpg,200,);|
|CENTER:カナヤコ|

[古事記] なし
[日本書紀] なし

[まんが] カナヤコ
・中世神話 たたら神 一般にカナヤゴノカミ
・「炎の女神」の名にふさわしい神として描き加へる
・「炎の女神」の名にふさはしい神として描き加へる
・カナヤマビコとカナヤマビメの子 白狐にのって桂の木に降り立つ
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|&resizeimage(20220222.jpg,200,);|
|CENTER:ナキサハメ|

[古事記:60] ナキサハメ-ノカミ
・イザナギの涙(なみだ)より成りませる神の名はナキサハメ-ノカミ

[日本書紀] ナキサハメ
・5-6

[まんが]
・涙(なみた) より古い訓みでは濁らず
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|&resizeimage(20220222-2.jpg,,);|
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次のお話は
迦具土神被殺の段 / かぐつち のかみ の ころさえ の段
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