御孫命御天降の段 のバックアップ(No.8)


御孫命御天降の段 / みま のみこと み あもり の段

 
 
こゝにアマテラス大御神 タカキカミの命もちて
太子(ひつぎのみこ) マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミヽの命に 詔(の)りたまはく
葦原中国に 降(くだ)り坐(ま)して 知ろしめせ
僕(あれ) 子(みこ)生(あ)れまし 名は
アメニキシ クニニキシ アマツヒコヒコ ホノニヽギの命 此の子(みこ)を降(くだ)すべし

 114アマテラス 2タカキカミ 121オシホミミ

 
 
ニニギ ☆

[古事記:234] アメニキシ クニニキシ アマツヒコヒコ ホノニヽギ -ノミコト
・121オシホミミとアキヅシヒメの子 ニニギ
・葦原中国に降り サクヤヒメを娶る
・イハナガヒメを還したため 40オホヤマツミ 御子(みこ)の御寿(みいのち)は長くはまさゞるなり
・古事記では死なず

[日本書紀]
・9-本文 アマツヒコヒコホノニニギ 崩(かむあが)りましぬ
・9-1 アマツヒコヒコホノニニギ
・9-2 アマツヒコホノニニギ
・9-4 アマツヒコクニテルヒコホノニニギ
・9-5 天孫(あめみま)
・9-6 アマツヒコネホノニニギ アメクニニギシヒコホノニニギ
・9-7 一に云はくホノニニギ
・9-8 アメニギシクニニギシアマツヒコホノニニギ

[古事記伝] アメニギシ クニニギシ アマツヒダカヒコ ホノニヽギ

 
アキヅシヒメ

[古事記:235] ヨロヅハタトヨアキヅシヒメ -ノミコト
・タカキカミの女(むすめ) ヨロヅハタトヨアキヅシヒメ
・オシホミミ アキヅシヒメを娶(めとして)生みませる子 ホアカリ 次にニニギ

[日本書紀]
・9-本文 タカミムスヒの娘 タクハタチヂヒメ
・9-1 オモヒカネの妹 ヨロヅハタトヨアキツヒメ
・9-2 ヨロズハタヒメ
・9-6 タクハタチヂヒメヨロヅハタヒメ(ホノトハタヒメの児チヂヒメ)
・9-7 アマノヨロヅタクハタチハタヒメ(一に云はくヨロヅハタの児タマヨリビメ)
・9-8 タカミムスヒの女 アマノヨロヅタクハタチハタヒメ

[古事記伝]
・機具(はたもの)を指して云には非ず 織りたる絹布の類をいふなり
・蜻蛉(あきづ)の羽の如く 薄く細精(まぐはし)き布帛(はた)を云なり

[レンゲ]

 
ホアカリ

[古事記:236] アメノホアカリ -ノミコト
・ニニギの兄 ホアカリ

[日本書紀] ホノアカリ アマノホノアカリ アマテルクニテルヒコホノアカリ
・9-本文 ホノアカリ
・9-2 ホノアカリ
・9-3 ホノアカリ
・9-5 ホノアカリ
・9-6 アマノホノアカリ
・9-7 一に云はくホノアカリ
・9-8 アマテルクニテルヒコホノアカリ

[古事記伝]
・火は借字(かりもじ) 穂赤熟(ほあかり)なり

 
ニギハヤヒ

[古事記:中巻] ニギハヤヒ -ノミコト
・ニギハヤヒ カムヤマトイハレヒコに 天津瑞(あまつしるし)を献りて仕へ奉りき
・ニギハヤヒ トミビコの妹トミヤビメを娶して生める子 ウマシマヂ

[日本書紀] クシタマニギハヤヒ -ノミコト
・巻第三 クシタマニギハヤヒ

[先代旧事本紀]
・アメノオシホミミの子 ニギハヤヒ
・ニニギの兄ホアカリと同じ神か

 

 
 
ヒコホノニニギの命に詔(みこと)おほせて
此の豊葦原水穂国(とよあしはらみづほのくに)は 汝(みまし)知らさむ国なり
故(かれ) 命の隨(まにま)に天降(あも)りますべし
 
 
ウズメ ☆

[古事記:135再] アメノウズメ -ノカミ
・天の八衢(やちまた)にゐる神に名を問ふ

[日本書紀] アマノウズメ ウズメ
・7-本文 アマノウズメ
・7-3 アマノウズメ
・9-1 ウズメ

 
ウズメ 吾(わ)が御子の天降(あも)りまさむとする道を 誰(たれ)ぞかくて居(を)る
僕(あ)は国神(くにつかみ) 名はサルタヒコの神なり 仕へ奉(まつ)らむとして参向かへ侍(さもらふ)
 
 
サルタヒコ ☆

[古事記:237] サルタヒコ -ノカミ
・天の八衢(やちまた)にゐて 天神(あまつかみ)を向かへる
・ウズメ サルタヒコの名を負ひて仕へ奉(まつ)れ 女(をみな)を猿女君(さるめのきみ)と呼ぶ事これなり
・阿邪訶(あざか)の比良夫貝(ひらぶがひ)に 其の手を咋ひ合はさえ

[日本書紀]
・9-1 チマタノカミ(サルタヒコノオホカミ)

 
 
こゝに 132アメノコヤネの命 133フトダマの命
    135ウズメの命 130イシコリドメの命 131タマノヤの命
併(あは)せて五伴緖(いつとものを)を支(くま)り加へて 天降(あまくだ)りまさしめたまひき
八尺勾璁(やさかにのまがたま) 鏡(かゞみ) 及(また)草那藝劒(くさなぎのつるぎ)
亦(また) 128トコヨノオモヒカネの神 134タヂカラヲの神
     59トユウケの神 アマノイハトワケの神を副(そ)へたまひて

・天の岩屋戸に表はれた神たち
・五伴緖ここでは命呼び
・三種(みくさ)の宝物(みたから)

 
 
トユウケ

[古事記:59再] トユウケ -ノカミ
・ニニギに副(そ)ふ神のひとり

[日本書紀] なし

[古事記伝] 登用宇気 トヨウケ
・由の字は用を寫し誤れるにやあらむ 上にトヨウケビメの神とある 其(それ)なるべし