天若日子の段 のバックアップ(No.4)


天若日子の段 / あめ わかひこ の段

 
アメノホヒの神 久しく不復奏(かへりことまをさず) 亦(また)何れの神を使はしてば吉(え)けむ
こゝにオモヒカネの神まをしけらく アマツクニタマの子アメワカヒコを使はしてむ
 
 
クニタマ ☆

[古事記:226] アマツクニタマ -ノカミ
・アマツクニタマの子 アメワカヒコ
・ワカヒコを弔ふ

[日本書紀]
・9-本文 アマツクニタマ

 
こゝにアメワカヒコ かの国へ降(くだ)りつきて
即ち大国主の神の女(むすめ)シタテルヒメを娶(めと)し また其の国を獲(え)むと慮(おもひはか)りて
八年(やとせ)になるまで不復奏(かへりことまをさざりき)
 
 
ワカヒコ ☆

[古事記:227] アメノワカヒコ (神や命と付かず)
・アマツクニタマの子 アメワカヒコ
・葦原中国へ使はされる シタテルヒメを娶りて 八年(やとせ)復へらず
・矢にあたりき

[日本書紀] アメワカヒコ
・9-本文
・9-1
・9-6

[古事記伝] アメワカヒコ

 
アメワカヒコ 久しく不復奏(かへりことまをさず) 又いづれの神を遣はしてか
こゝに諸神(もろもろのかみたち)及(また)オモヒカネの神まをさく 雉(きぎし)名(な)ナキメを遣はしてむ
 
 
ナキメ

[古事記:228] ナキメ (生き物 名付く故に神の数に含める)
・雉(きぎし) 名はナキメ
・葦原中国へ使はされ ワカヒコに 八年(やとせ)復へらぬ由(ゆゑ)を問ふ
・矢にあたりき

[日本書紀]
・9-本文 ナナシキギシ
・9-1 キギシ
・9-6 ナナシヲノキギシ・ナナシメノキギシ (雄・雌)