天地初発の段 のバックアップ(No.4)
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天地初発の段
天地初発の段 / あめつち の はじめ の段(だん)
本居宣長「古事記伝」に附けられた段分けと名前 古事記の原文にはない
今世(いまのよ)の研究者より段分けが細かい 段が変はるとやや異なるところも在る
「天地初発之時」に始まる古事記本文
あめつちのはじめのとき「高天原(たかまのはら)」に 成りませる神の名は
ミナカヌシ |
[古事記] アメノミナカヌシ
・はじめに表はれた神
・独神 記伝に配坐(ならびま)す神無き神 (一般に男でも女でもないとされる)
・なってすぐに身を隠す
・神より前(さき)に高天原はある
[日本書紀] アマノミナカヌシ
・本文になし 一書(1-4)にあり
・名前のみ書かれる
[画題]
・物語として整へられた神 記伝は俗言(さとびごと)に眞中(まんなか)と解す
・人の形をしているや否や 人の形に否ず
・照りかがやく光や珠でも良いけれど 人形(にんぎゃう)として良からず
・四角に丸 天地左右のない姿
[門]
・神それぞれに花や木や鳥をあてがふ これを門(もの もん)と名付く
・描き分けのための要素 ひとつの案
・次に描く人は使っても使わなくても 新たな門を加へても良い
・多くの人に描かれるうちに その神の「持ち門」が定まってゆくはず
[マキ]
・ミナカヌシの門はマキ(コウヤマキ)
・一属一種の日本固有種
・真木と書いてスギを指すこともあり
タカキ ☆ (タカミムスヒ) |
[古事記] タカミムスビ タカギノカミ
・はじまりの三柱のひとり 独神
・天石屋戸にて 子オモヒカネ
・天安河(あめのやすかは)にて アマテラスと並びて葦原中国へ ホヒを遣はす
・三年のち(おそらく天安河) アマテラスと並びて ワカヒコを遣はす
・八年のち(おそらく天安河) アマテラスと並びて 雉(きぎし) 名は鳴女(なきめ)を遣はす
・天安河 アマテラスとタカギノカミ(タカミムスビのまたの名)の所(もと)へ 矢いたりき
・矢を衝き返へすとワカヒコに中(あた)れり
・タカギノカミの娘ヨロヅハタトヨアキヅシヒメと オシホミミの子が ニニギ
[日本書紀] タカミムスヒ
・本文になし 天地開闢の三柱に名は見えず
・この神の娘タクハタチヂヒメの子はニニギ 一書は古事記と同じ内容
1-4 始まりの神二柱 又云はく三柱のひとり (一書の中のさらに異伝)
7-1 天岩窟(あまのいはや)にて この神の子オモヒカネ
8-6 この神の一千五百座の子のひとりスクナビコナ (古事記ではカミムスヒの子)
9-2 葦原中国へフツヌシ・タケミカヅチを遣はす 娘ミホツヒメをオホモノヌシの妻に
娘ヨロヅハタヒメをオシホミミの妃(みめ)
9-4 ニニギを降(あまくだ)す
9-6 アマノオシホネに 娘タクハタチヂヒメヨロヅハタヒメを娶らす
亦(また)は云はく ホノトハタヒメの娘チヂヒメ
アメワカヒコのもとに ナナシヲノキギシ・ナナシメノキギシを遣はす
9-7 娘アマヨロヅタクハタチハタヒメ
一に云はく ヨロヅハタヒメの娘タマヨリビメ - アマノオシホネの妃(みめ)
9-8 娘アマヨロヅタクハタチハタヒメ - オシホミミの妃(みめ)
[画題]
・はじまりの三柱のひとり 独神 日本書紀の本文になし 一書は古事記と同じ内容
・アマテラスと並びて八百萬の神にみことのり 高天原の共同最高神
・雛形 光を放つ一点から伝はる道(鍵穴型) 零壱の二択神
天の岩屋戸にて「真賢木(まさかき)」の根・鏡・丹寸手(にきて) 勾玉は描き忘れ
[サカキ]
・古へ 天の神と地上をつなぐ大きな木を「サカキ」と云へり
・神と関わりの深い木