少名毘古那神の段 のバックアップ(No.3)


少名毘古那神の段 / すくなびこな の かみ の段

 
 
オホクニヌシと相並ばして 其の国 作り堅めし神
 
 
スクナビコナ

[古事記:194] スクナビコナ-ノカミ
・御大(みほ)の御前(みさき) 波の穗より 天之羅摩船(あめのかゞみのふね)に乘り
 鵝皮(ひむしのかは)を内剥(うつはぎ)に剥ぎて衣服(きもの)にして より来る神あり
・カミムスヒ 実(まこと)に我が子なり 兄弟(あにおと)となりて 其の国作り堅めよ
・常世の国に度(わた)りましき

[日本書紀] スクナビコナ
・8-6

[古事記伝]
・鵝の字は誤りなり 延佳 蛾の字ならむかと云へり

 
 
御大(みほ)の御前(みさき)
波の穗より より来る神あり 其の名を問はすれども答へず
ミトモノカミタチに 問はすれども 皆知らず
こゝにタニグク 此はクエビコぞ 必ず知りたらむ
即ちクエビコ 此はカミムスヒの御子(みこ) スクナビコナなり
カミムスヒ アシハラシコヲと兄弟(あにおと)となりて 其の国作り堅めよ

 所従之諸神:記伝ミトモノカミタチ 他にシタガヘルモロモロノカミタチの訓みあり

 
 
タニグク

[古事記] タニグク
・こゝにタニグク 此はクエビコぞ 必ず知りたらむ

[日本書紀] なし

[古事記伝] タニグヽ
・此れは蟾蜍(ひきがへる)のこと