迦具土神被殺の段 のバックアップ(No.17)


迦具土神被殺の段 / かぐつち のかみ の ころさえ の段

 
 
イザナギの命 御佩(みは)かせる十拳剣(とつかつるぎ)を抜きて
其の子カグツチの神の頸(くび)を斬りたまふ
御刀(みはかし)の血 湯津石村(ゆついはむら)に走(たば)しりつきて 成りませる八柱の神
 
 
イハサク

[古事記:61] イハサク-ノカミ

[日本書紀] イハサク
・5-6
・5-7
・9-本文

[燧石 ヒトデ]

 
ネサク

[古事記:62] ネサク-ノカミ

[日本書紀] ネサク
・5-6
・5-7
・9-本文

[火口 イソツビ]

 
イハツツノヲ

[古事記:63] イハツツノヲ-ノカミ

[日本書紀] イハツツノヲ
・5-6
・5-7
・9-本文

[鞴 ホヤ]

 
ミカハヤヒ

[古事記:64] ミカハヤヒ-ノカミ
[古事記伝] ミカハヤビ

[日本書紀]
・5-6 ミカノハヤヒ(亦曰くミカハヤヒ) タケミカヅチの祖(おや)なり

[窯 ヤドカリ]

 
ヒハヤヒ

[古事記:65] ヒハヤヒ-ノカミ
[古事記伝] ヒハヤビ

[日本書紀]
・5-6 ヒノハヤヒ
・9-本文 イツノヲハシリの子ミカノハヤヒの子ヒハヤヒの子 タケミカヅチ

[火薬 クラゲ]

 
タケミカヅチ

[古事記:66] タケミカヅチノヲ-ノカミ
・タケミカヅチノヲ-ノカミ 亦の名はタケフツ-ノカミ 亦の名はトヨフツ-ノカミ
・ヲハバリの子タケミカヅチ 葦原中国へ
・中巻 タカクラジに横刀(たち) 刀の名はサジフツ 亦の名はミカフツ 亦の名はフツノミタマ

[日本書紀] タケミカヅチ
・5-6
・9-本文 

[雷 ハタハタ]

 
クラオカミ

[古事記:67] クラオカミ-ノカミ

[日本書紀] クラオカミ
・5-6

[古事記伝]
・クラは谷なり オカは未だ思い得ず ミは龍蛇の類の稱(たたへな)なり
・書紀にタカオカミと云もあり そは山の上なる龍神(たつがみ) このクラオカミは谷なる龍神なり

[炭 タコ]

 
クラオカミ

[古事記:68] クラミツハ-ノカミ

[日本書紀] クラミツハ
・5-6

[古事記伝]
・此は谷の水の神なり

[墨 イカ]

 
十拳剣とカグツチの血より 八柱の神
御刀(みはかし)の前(さき)につける血
湯津石村に走(たば)しりつきて 三柱
イハサク ネサク イハツヽノヲ
御刀(みはかし)の本(もと)につける血
湯津石村に走(たば)しりつきて 三柱
ミカハヤヒ ヒハヤヒ タケミカヅチ
御刀(みはかし)の手上(たかみ)にあつまる血
手俣(たなまた)より漏(くき)でゝ 二柱
クラオカミ クラミツハ

 まんがでは「八柱の火の粉神」

 
 
佩(はく)身につけるの意(こゝろ) 刀を佩く 手袋をはく
みはかし御佩 御刀
 今世では両刃を剣(つるぎ) 片刃を刀と云ふが
 古事記では つるぎ・たち・かたなを 使い分けない
 
 

 
殺されましし カグツチの体になりませる神 八柱
 
マサカヤマツミ

[古事記:69] マサカヤマツミ-ノカミ
・頭(かしら)に成りませる神の名は マサカヤマツミ

[日本書紀] マサカヤマツミ
・5-8

 
オドヤマツミ

[古事記:70] オドヤマツミ-ノカミ
・胸に成りませる神の名は オドヤマツミ

[日本書紀] なし

 
オクヤマツミ

[古事記:71] オクヤマツミ-ノカミ
・腹に成りませる神の名は オクヤマツミ

[日本書紀] なし

 
クラヤマツミ

[古事記:72] クラヤマツミ-ノカミ
・陰(みほと)に成りませる神の名は クラヤマツミ

[日本書紀] クラヤマツミ
・5-6

 
シギヤマツミ

[古事記:73] シギヤマツミ-ノカミ
・左手(ひだりのて)に成りませる神の名は シギヤマツミ

[日本書紀] シギヤマツミ
・5-8

 
ハヤマツミ

[古事記:74] ハヤマツミ-ノカミ
・右手(みぎりのて)に成りませる神の名は ハヤマツミ

[日本書紀] ハヤマツミ
・5-8

 
ハラヤマツミ

[古事記:75] ハラヤマツミ-ノカミ
・左足(ひだりのあし)に成りませる神の名は ハラヤマツミ

[日本書紀] なし

 
トヤマツミ

[古事記:76] トヤマツミ-ノカミ
・右足(みぎりのあし)に成りませる神の名は トヤマツミ

[日本書紀] なし