伊邪那美命石隠の段 のバックアップ(No.12)
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伊邪那美命石隠の段 / いざなみ のみこと み いはがくり の段
イザナミの神生み | |
これまで併せて14柱 | はじまりの神7柱 海の神 水戸の神2柱 風の神 木の神 山の神 野の神 |
イザナミの神生みはつゞく
トリフネ ☆ |
[古事記:50] トリノイハクスフネ-ノカミ アメノトリフネ
・トリノイハクスフネ 亦の名はアメノトリフネ
[古事記伝]
・トリノイハクスブネ 亦の名はアメノトリブネ
[日本書紀]
・9-2 アマノトリフネ
[タコブネ]
オホゲツヒメ ☆ |
[古事記:51] オホゲツヒメ-ノカミ
・イザナギイザナミの子
・スサノヲから食(を)し物を求められ差し出す
・スサノヲに斬られる オホゲツヒメの体より 蚕 稲 小豆(あづき) 粟(あは) 麦 大豆(まめ)
・カミムスヒの御祖(みおや) これを取りて種とする
[日本書紀] ウケモチ-ノカミ
・5-11 葦原中国のウケモチ-ノカミ
・口より 飯(いひ) 鰭(はた)の広(ひろもの)狭物(さもの) 毛の麁(あらもの)毛の柔(にこもの)
・ツクヨミ-ノミコト 剣を抜きて撃ち殺しつ
・アマノクマヒト取る 牛 馬 粟(あは) 蠒(かひこ) 稗(ひえ) 稲 麦 大小豆(まめあづき)
[ミヅアメ]
カグツチ ☆ |
[古事記:52]
・ヒノヤギハヤヲ-ノカミ 亦の名ヒノカヾビコ-ノカミ 亦の名ヒノカグツチ-ノカミ
・この神を生みしによりイザナミ神避(かむさ)りましぬ
・イザナギ 十握剣(とつかつるぎ)を抜きて カグツチの頸を斬りたまふ
・イザナギの刀とカグツチの血より八柱の神
・カグツチの体より八柱の神
[日本書紀]
・5-2 カグツチ →ハニヤマビメ・ミツハノメ・ワクムスヒ
・5-4 カグツチ →カナヤマビコ・ミツハノメ・ハニヤマビメ
・5-6 カグツチ →タケミカヅチ他
・5-7 カグツチ →イカヅチノカミ他
・5-8 カグツチ →ヤマツミ5柱
[古事記伝] カグヅチ-ノカミ
[ナナカマド]
此の子(カグツチ)を生みますに因り 美蕃登(みほと)見炙(やかえ)て病み臥(こや)せり | |
みほと | 女の股「火処(ほと・ほど)」に稱(たたえな)の「み」 |
日本書紀 | 本文にカグツチなし イザナミ焼かれない |
女の裸 | |
古事記 江戸期 | 女の裸やホトは 陽の存在 |
日本書紀 漢土 | 女の裸やホトは 陰の存在 |
古事記の神を掲げて「御陰(ほと)」と書くるは非(ひがこと)なり
カナヤマビコ |
[古事記:53] カナヤマビコ-ノカミ
・多具理(たぐり)になりませる神の名はカナヤマビコ-ノカミ
[古事記伝]
・美蕃登(みほと)は御陰(みほと)なり
・多具理(たぐり) 和名抄には 嘔吐[ヘドツク 又タマヒ]
[日本書紀]
・5-4 カナヤマビコ
[画題]
・神の名は金山(かなやま) 中世の鉄山(かなやま)からは鉄を得る
山から:金 銀 銅 鉛 錫 燃ゆる土(石炭) 燃ゆる水(石油)
カナヤマビメ |
[古事記:54] カナヤマビメ-ノカミ
[日本書紀] なし
ハニヤスビコ |
[古事記:55] ハニヤスビコ-ノカミ
・屎になりませる神の名はハニヤスビコ-ノカミ
[日本書紀]
・5-6 ハニヤス
ハニヤスビメ |
[古事記:56] ハニヤスビメ-ノカミ
[日本書紀]
・5-2 ハニヤマビメ
・5-3 ハニヤマビメ
・5-4 ハニヤマビメ
・5-6 ハニヤス
ミツハノメ |
[古事記:57] ミツハノメ-ノカミ
・尿(ゆまり)になりませる神の名はミツハノメ-ノカミ
[日本書紀] ミツハノメ
・5-2 ミツハノメ
・5-3 ミツハノメ
・5-4 ミツハノメ
[アサガホ]
ワクムスヒ |
[古事記:58] ワクムスヒ-ノカミ
[古事記伝] ワクムスビ
[日本書紀] ワクムスヒ ホムスヒ
・5-2 ワクムスヒ
・5-3 ホムスヒ
[ショウベンタゴ]
トヨウケビメ |
[古事記:59] トヨウケビメ-ノカミ トユウケ-ノカミ
・ワクムスヒの子 トヨウケビメ-ノカミ
・ニニギに伴う トユウケ-ノカミ
[日本書紀] なし
[まんが]
・屎と尿が肥(こえ)となり 実りの神を成す
・ニニギの伴も同じ神とす
臥(こや)せりて 肥(こやす) |
屎や尿を施すと 穀物(たなつもの)は大きく育つ |
漢籍(からぶみ)より識りたれども 8世紀 おそらく用ゐず
滝沢馬琴の日記 天保二年七月十八日條 |
下肥一人に付 (一年に)大根(おほね)五十本と茄子五十本を届ける |
買い取る習はしは南アジアのみにみられる
ヘロドトス「歴史」エジプト人は女は立つて男はしゃがんで小便する | |
同様 | アイルランド オーストラリア ニュージーランド コロラド ニカラグア アンゴラ |
男女 立つて | 中世ヨーロッパ セルビア |
日本 | 19世紀「守貞漫稿」上方の女は立つて 江戸の女はしゃがんで 上方では街中に尿買ひ取りのため「肥つぼ」 江戸にはなく「小便禁止」の立て札 関西と農家の女は昭和半ばまで 人と話しながら立つて後ろへ向かつてしてゐる |
尿(ゆまり) → 和名抄:小便 → 尿(しと) |
まんがでは江戸より上方に倣ふため 女神は立つていたすと思はれる
イザナミの神は 火の神を生みませに因りて 遂(つひ)に神避りましぬ | |
アメノトリブネより トヨウケビメ-ノカミまで 併せて八柱 | |
神避り | 古事記のイザナミの此処のみの言葉 「死」と同じに非ず |
ワクムスヒの生みしトヨウケビメも イザナミの子に数へられてゐる
島、14島 神、35柱 | |
古事記 | 凡(すべて)イザナギイザナミ 二柱の神ともに生みませる 嶋、壹拾肆(とをまり・よ)嶋 神、參拾伍(みそぢまり・いつ)柱 オノゴロジマは生みませるならず 亦ヒルゴとアハシマは子の数に入らず |
神の数は40柱 夫婦神を二神で一柱と数へて 35柱と云ふことにす
カナヤコ |
[古事記] なし
[日本書紀] なし
[まんが] カナヤコ
・中世神話 たたら神 一般にカナヤゴノカミ
・「炎の女神」の名にふさわしい神として描き加へる
・カナヤマビコとカナヤマビメの子 白狐にのって桂の木に降り立つ