読物 のバックアップ(No.1)


読物(よみもの)
・参考文献
・神の名

参考文献
8世紀「古事記」全三巻太安万侶原本は失はれ二十数点の写本が伝はる
18世紀「古事記伝」全44巻本居宣長全頁の画像が公開されてゐて意外と読み易い
1940岩波文庫「古事記伝」全4巻倉野憲司 校訂1940初版/1996四刷 上巻のみの内容
1968筑摩書房「古事記伝」全4巻大野晋 編集本居宣長全集9-12 全三巻の内容
1963岩波文庫「古事記」倉野憲司 校注1958大系本1「古事記 祝詞」に基づく訓み
 著者は国語学者 最も読まれた古事記の本 読み仮名少なし 宇気比(うけひ)を誓約と表記
 長く古事記に取り組まれるがこれ以降に改訂なし
1973おうふう「古事記」西宮一民 編1973初版/1986新訂版/1993新訂八刷
 著者は国語学者 古事記校合家 全てに読み仮名 今の世の研究者による違いの確認に
1994岩波文庫「日本書紀」全5巻1993大系本新装版全2巻/1994文庫全5巻
 
 
校合(きょうごう)
写本の違いを比べ 写した元の文字や訓みを追ひ求めるおこなひ
本居宣長は四種の古事記を校合す
 
 

 
 

・神の名

 
 
イザナキ 伊邪那岐 イザナキ
岐はキギのどちらとも訓めり
8世紀「古事記」「日本書紀」ともイザナキと澄む
18世紀「古事記伝」江戸期の学者はイザナギと濁れり
20世紀「古事記」訓み下し本は全てイザナキと澄む
今の世 8世紀にはイザナキと澄めりと明かされてゐる校合本居宣長なら云ふ
俗(さとびごと)にイザナギと濁れるは非(ひがこと)なり
 
神の名
神の名は文字や訓みの違いが数多(あまた)あり
「古事記の神」と云うと 最も読まれた
「岩波文庫 古事記 倉野憲司 校注」記載の名が「事実上の標準」となってゐる
まんがでは濁点を少なくしてゐる 清音:古代風 上方風/濁音:中世風 江戸風
 
 
ヌ ヌ ツヌ 「野 怒 角」 ノ ノ ツノ
本居宣長の「ヌ」を今の世は「ノ」と訓む
7トヨクモヌトヨクモノ
10ツヌグヒツノグヒ
41カヤヌヒメカヤノヒメ
125クマヌクスビクマノクスビ
152フヌズヌフノヅノ
198イヌヒメイノヒメ