日照命奉仕の段
Last-modified: Thu, 27 Oct 2022 04:50:21 JST (833d)
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日照命奉仕の段 / ほでりのみこと まつろひ の段
海神(わたのかみ)の教へし言(こと)の如くして 兄(いろせ)に給(たま)はむ時に この鉤(はり)は オボチ スヽヂ マヂチ ウルチ と云ひて 後手(しりへで)に賜ひ 鹽盈珠(しほみつたま)を出して溺らし 鹽乾珠(しほひるたま)を出して活かし かくして惚苦(たしなめ)たまふ |
僕(あ)は今より以後(ゆくさき) 汝命(ながみこと)の晝夜(よるひる)の守護人(まもりびと)となりてぞ 仕へ奉(まつ)らむ |
ホヲリ |
[古事記:245再] ホヲリ -ノミコト ヤマサチヒコ
・兄(いろせ)に借りた鉤(つりばり)を 三年(みとせ)のちに返へす
ホデリ |
[古事記:243再] ホデリ -ノミコト ウミサチヒコ
・弟(いろと)に借した鉤(つりばり)を 失はされる
・三年(みとせ)のちに返へりたまふ
・鹽盈珠(しほみつたま)と鹽乾珠(しほひるたま)を喰らふ
・今に至るまで 其の溺れし時の種種(くさぐさ)の態(わざ) 絶えず仕へ奉(まつ)るなり
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