須佐之男命御啼伊佐知の段

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須佐之男命御啼伊佐知の段

 
スサノヲ 国を知らさずて 啼きいさちき
青山を枯山(からやま)なす 泣き枯らし 河海(うみかは)は 悉(ことごと)に泣き乾(ほ)しき
是(こゝ)を以て悪(あ)しき神の音(こゑ)
狭蝿(さばへ)なす皆(みな)満ち 萬物(よろづのもの)の妖(わざわひ) 悉(ことごと)に発(おこ)りき
 
 
アシキカミ

[古事記:番号外] アシキカミ

[日本書紀] アシキカミ
・9-本文
・9-1
・9-2

[古事記伝] 悪(あらぶる)神

[悪しき事] 古事記中巻 オキナガタラシヒメの段
 生剝(いきはぎ) 逆剝(さかはぎ) 阿離(あはなち) 溝埋(みぞうめ) 屎戸(くそへ)
 上通下通婚(おやこたはけ) 馬婚(うまたはけ) 牛婚(うしたはけ) 鶏婚(とりたはけ) 犬婚(いぬたはけ)

 
 
イザナギの大御神 大忿怒(いたくいからして) 然らば汝 此の国にはな住みなそ と詔りたまひて
乃(すなは)ち 神(かむ)やらひに やらひ たまひき
故(かれ) イザナギの大神は 淡海(あふみ)の多賀(たが)に坐(ま)すなり
 
ハヤスサノヲ 妣(はは)の国「根の堅洲国(ねのかたすくに)」に罷(まか)らむ
然(しか)らば 天(あめ)に参上(まゐのぼ)り 天照大御神に請(まを)して罷(まか)らむ
アマテラス  我(あ)が国を奪はむとおもほして 何故(なにしかも)上り来つると問ひたまひき
ハヤスサノヲ 各(おのもおのも)宇氣比(うけひ)て 子を生まむと白(まを)したまふ
 
 
 
 

次のお話は
御宇気比の段 / み うけひ の段