須佐之男命御荒備の段
須佐之男命御荒備の段 / すさのをのみこと み あらび の段
ハヤスサノヲ | 我心(あがこゝろ)清明(あかき)故に 手弱女(たわやめ)を得つ 是に因りて 自づから我れ勝ちぬ |
悪態 (あしきわざ) | 營田(つくだ)の阿離(あはなち) 埋其溝(みぞうめ) 大嘗(おほにえ)きこしめす殿(との)に屎(くそ)麻理散(まりちらし) |
天石屋戸(あまのいはやと)への 経緯(いきさつ) | |
アマテラス | 忌服屋(いみはたや)に坐(まし)て 神御衣(かむみそ)織らしめたまふ |
スサノヲ | 其の服屋(はたや)の頂穿(むねうが)ちて 天斑馬(あめのふちこま)を逆剥(さかは)ぎに剥ぎて 墮入(おとしいるゝ) |
ハタオリメ | 服織女(はたおりめ) 見驚(みおどろ)きて 梭(ひ)に陰上(ほと)を衝(つ)きて死にき |
アマテラス | 天照大御神 見畏(みかしこ)みて 天石屋戸(あまのいはやと)を開きて さしこもりましき |
ハタオリメ ☆ |
[古事記:127] アメノ-ハタオリメ 役職名でもあり個別神名でもあり 番号に含める
・忌服屋(いみはたや)にて アメノ-ハタオリメ 梭(ひ)に陰上(ほと)を衝(つ)きて死にき
アメノ-ハトリメ と訓む研究者もあり
天(あめ)の服織女(はたおりめ) 神とは書かれず
[日本書紀]
・7-本文 アマテラス 身を傷ましむ
・7-1 ワカヒルメ死にき (ヒルメは日本書紀ではアマテラスの亦の名に多い)
・7-2 死なず
・7-3 機織り無し
[古事記伝] 天服織女 アメノミソオリメ
[まんが]
・アマテラス等が生まれてのち 兄妹で夫婦になる神はゐない アマテラスとスサノヲは恋人に近い間柄
・ハタオリメはスサノヲと仲良くして居て 衝(つ)きて死にき
・アマテラス さしこもりましき
・ハタオリメ のちに根の堅洲国にて スサノヲと再び会ふ
[ミツバチ]
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